喜ばれる人
こんばんは、
遅い更新となりました。
本日は久しぶりに天気が崩れて、雨がちらほら降った地域も多かったと思います。
7月が始まりました!この1年の後半戦、そしてこの1ヶ月をどんな毎日にするか目標はたてましたか?
『喜ばれる人になりなさい』
私たちはそんな人を目指す月と1年の後半戦にしたいと思っています。
永松茂久さんの書籍を最近読み終えました。

ここで登場する親子、家族の関係がものすごくあったかくて、読んでいるだけで理想的な信頼関係を築いている家族の形に幸せを分けてもらえる1冊でした。
本の中に登場する亡くなられたお母様のポジティブさと思考の転換の素晴らしさが、こんな人でありたいなと思わせてくれるのです。
このお母様が伝えた『喜ばれる人になりなさい』
その言葉の重みを感じる一説があります。
親子の会話から生まれた言葉であり、母の大きくなったら何になりたいの?”一等賞になりたい”と。その理由を当時子供だった筆者は聞かれて”一等賞はすごいから"と答えるのです。するとお母様は”それじゃぁ一等賞になれないね。なってもすぐに追い越されちゃうよと返すのです。ふてくされている息子にお母様は
あなたの周りにはいつも見えない神様がいる。
それは『おかげさま』っていう神様。あなたが着てる服、履いている靴、これは全部『おかげさま』がつくってくれたものなの。会ったことはなくても、あなたのことを思って一生懸命つくってくれた目に見えない人たちがいるの。その『おかげさま』の存在を忘れたらダメだよ。そしてね、いつかあなたが誰かの『おかげさま』になるの。一等賞は困った人を助けるために神様たちがくれるものなのよ。だからあなたは喜ばれる人になりなさい。
と伝えるのです。
この本は筆者である永松茂久さんが子供の頃からお母様に言われていた大切なことを、自分自身が色々な経験を経て、『喜ばれる人になる』ことの意味をつかみ、それが自分の夢になることを物語としています。
このお母様が残した大切な言葉に何度も何度もジーンと心が温まる気持ちになりました。
勉強ができることって素敵なことよね。でもね、スポーツができたり、料理ができたり、人に親切にできたりってすごい才能だと思うのよ。特に社会に出たら、喜ばれる人から順に成功するじゃない。
『自分で自分のことをバカ』だと思ってる人間に本当のバカはいない。バカってのは、『自分はなんでも知っている』って勘違いしている人の方なのよ。
社長とか著者とか有名人とかなんでもいいけど、そういう人って地位とか勲章とか影響力を持ってるよね。でもね、その力って決して自分をいい気分にさせるためだったり、自分をいばらせるためのものじゃないんだよ。その力を使ってまわりの人に喜ばれる人になりなさいって神様がくれたものなんだよ。
そして、一番心に響いた言葉があります。
『優しいとは人に親切にすること。でももっとその前に、弱い立場にいる人の痛みを知ること』
とてもとても素敵だし、同じ人間としてこんなにも素敵な考えや気持ちを自分の言葉にして誰かに伝えることのできる人間力に尊さを覚えました。
誰かに喜んでもらえることが好きなのは、近い考えです。
わざわざだれかに嫌な思いをさせる必要もありませんし、傷つける必要も無いと思うからです。
相手が喜んでくれること、笑顔になってくれることの幸せをちゃんと知れていることを、人間らしくいれてる!と嬉しく思います。
効率的なことばかりを優先してしまうと、人に感動を与えることもできません。
非効率的なことほど感動を生むものです。仕事や日常で『もう一手間』を惜しまないことの大切さを最近ものすごく実感しています。
私たちの周りに素敵な背中を見せてくれる偉大なリーダー達は、人としてまさしく美しい綺麗な生き方をしていらっしゃいます。
謙虚さを忘れず、足るを知る、そんな生活を愛しんでいるからです。
贅沢をせずに、自分のためではなく、一手間かけて誰かのために喜ぶことをする。
私たちもいつになってもそうでありたいなと、改めてこの本の内容も相まって感じました。
今も、きっとこれからも、私たちは自分達にゆっくり使ってあげられる時間はあまり無いかもしれません。
その月のお給料も使うこともないまま、瞬く間に1日1日と過ぎてゆくものです。
けれども、この生活になってから自分たちよりも誰かに使う時間やお金が増えたことをなぜか幸せにも感じるのです。
それは、喜んでくれる笑顔がいつもあるからです。
診療を行っていると、クリニックにいると、必ず喜んでくださる患者様がいらっしゃいます。とてもとても幸せな瞬間です。
『喜ばれる人』を目指すことはそんなに難しいことでは無いと思います。
これからもずっとこの気持ちを大切に、自分も相手も笑顔で幸せにいられる人生を歩んでいきたいです。
素敵なお母様を持った永松さんの幸せがとても伝わる1冊でした。
自分の周りにいる家族や友人、大切な人には伝えられるうちにたくさんのありがとうをもっともっと伝えたくなりました。
みなさまも、今あることが当たり前だと思わず、自分のことも大切な誰かのことも喜んで喜ばれる人を一緒に目指しましょう!
7月も良い月にしましょうね!
そして良い1年を締めくくることのできるように、目標をもち1日1日を大切に過ごしましょう。
今日も1日お疲れ様でした。おやすみなさい
2025.07.01