時間の大切さ、経験の価値
こんばんは。
日中はギラギラと眩しい太陽が輝く晴天でしたが、夕方から一変、雷がゴロゴロと大雨となりました。
昼に大きな立派な入道雲が現れたので、しっかりと雲がアナウンスしてくれていました。
夜のうちに雨が止むといいですね。

今週はこの2冊を一気に楽しみました。
「DIE WITH ZERO」はとにかく今しか出来ないことに投資すること、いつまでも将来を案じてお金を溜め込むことを全否定している本です。
人生は”経験”の合計だから、その時にしか出来ない経験を逃すことなくチャンスを掴めと強調しています。
アリとキリギリスのイソップ寓話を元に始まります。冬に備えてせっせせっせと働くアリと、自由に遊んで過ごしたキリギリス。冬が到来した時にアリは生き残り、キリギリスには悲惨な現実が待っていたという、比喩を用いて人間の生活に教訓を与える物語です。
ただ生きるためではなく十分に生きる、経済的に豊かになるだけではなく、人生を豊かにするための方法を考えて世に送り出した1冊です。
筆者も若い頃はただコツコツ働いて未来のためにお金を貯める生活を送っていたそうです。当時、上司にいつか年齢と共に確実に今より収入は上がるのだから今しか出来ないことのために費やすべきだと言われていました。
「アリ型」の人に「キリギリス型」の生き方を進めています。というのも贅沢三昧するわけではありません。ハイブランドを身につけ、高級車に乗ってステータスに費やすわけではなく「経験」を大切にすることを強くすすめています。
心理学の研究でも、人はモノではなく経験に金を使う方が幸せになれることを示している、モノを買った瞬間の喜びは大きいが、次第にその喜びは減っていく。だが経験から得る価値は時間の計画とともに高まっていく。それを「記憶の配当」と呼んでいる。
人生は経験の合計、あなたが誰であるかは、毎日、毎週、毎月、毎年さらには一生に一度の合計によって決まる、最期に振り返ったときに、その合計された経験の豊かさが、どれだけ充実した人生を送ったか測る物差しになる
と伝えています。
院長はよく「経験と知識は誰にも奪えない財産だ」と言います。
どんなこともチャレンジしてみる大切さ、それがうまくいったとしてもいかなかったとしても、必ず「経験」として残ります。
私たちはどちらかというとアリ型のように将来のためというよりは目の前の患者様のために仕事を放棄する訳にはいきません。
けれど休日や、1年に数回ある連休は価値ある経験を大切にしていきたいと強く思います。
その経験は旅だけではありません、子供と一緒に改めて何かを学ぶことも、大切な誰かと楽しくわいわい過ごすことも、新たな知識を得るための学習も、価値ある経験だと思います。
欲のためのモノに使っても、人生の歩みには貢献しないと思いますが、経験に時間とお金を使えることのリターンはものすごく価値があると思います。クリニックの成長のためにも大切になることだと感じました。
またホリエモンこと堀江貴文さんのこの本は、ホリエモンイズム満載で、到底全てマネはできないほど怖いモノ知らずで、人から嫌われることを恐れない徹底した人だな!とクスっと笑っちゃう内容も多かったです。
けれど、やはりホリエモン、核をついた大切なことも沢山この1冊に込められていました。
「タイムイズマネー」ではなく「タイムイズライフ」
時間ほどかけがえのないものはない。
Time is Money.とは真っ赤なうそだ。
Time is Life.時間は人生そのものだ。
時間が無くなるのは、お金が無くなるのとはわけが違うのである!
と時間がどれだけ大切かをはっきり強調しています。
心に残るメッセージとして
「自信がない」と言う人はそうやって時間をムダにしている。
でも世の中の人は「自信」というものを誤解している。
自信に根拠などいらない。
僕はこれまで沢山の経営者を見てきたが、経営者の多くは、仕事の能力的にはかなり低いというのが実情だ。新入社員みたいな実務能力の人、ほとんどヤンキーみたいな人もゴロゴロしている。
それでも彼らはやけに自信を持っていて、実際ものすごい結果を残していたりする。
自信を持つのに「天賦のもの」はいらないのである。
“年間10億を稼いだ”とか”東大を首席で卒業した”とか言うふうに、具体的な実績を根拠にして自信を抱いている人がいる。
だが、こういう自信は長続きしない。
つねに「上には上がいる」し、いつまでもそんなことを鼻にかけている人間は世界に出ればそんな人は沢山いるから、根拠のある自信は根拠が崩れればそれを支えていた自信も崩れる。
自信に根拠なんてない方がいいのだ。根拠がないからこそ、崩れることがない。死ぬまでずっと自信を持っていられる。
本当の自信とは「自分の心に寄せる強固な信用」である。
みんなが僕に自信があるように見えるとすれば、それはぼくが「自分の心だけはコントロールできる」と確信しているからだ。
お金や他人、そんな外部のことに惑わされず、”過去”や”未来”に心を奪われず、いつでも目の前の「現在」に夢中になっていられる手応え、それが「本物の自信」をつくる、これさえあれば無敵だ。さいこうの「今」を生きよう
と伝えてくれています。
時間の大切さや、経験がいかに人生を豊かにするかをこの2冊が共通して強く謳っています。
先日の少年とクスノキでも「今」を生きることの大切さを伝えてくれていました。
時間というもの、命というもの、これだけはどんな人にも平等に与えられています。
だからこそ時に当たり前のようになってしまうのですが、決して当たり前ではなく尊いものでありそして有限でありいつか終わりがあるものです。
それぞれの自分に与えられた命と時間を大切に生きていきましょうね。
それにしてもホリエモン節があまりにも強烈で、うちのクリニックがよかれと思ってしている取り組みもバシバシ否定されそうでヒヤヒヤしました笑
人は十人十色、いろんな人が居ますから全て完璧な人は居ませんが、良いところはどんどん真似して、むしろ良いところだけを見れる人でありたいものです。
ホリエモンの本、とっても面白いのでぜひおすすめです。
それでは今日も1日お疲れ様でした。
おやすみなさい
2025.07.10