投稿者: staff

こんばんは。連日ブログが疎かになってしまい..

本日も遅い投稿となってしまいました。

子供の夏休みかと思えば、先週は子供が体調を崩したりと..先日小児科に受診しましたが、かかりつけ医の先生がフル装備をして診察をされていたりと大変そうでした。

夏休みであり、万博の影響もあるのか、世界中からたくさんの人が集まることもありインフルエンザやコロナウイルスの感染者も増えつつあります。

夏は比較的、インフルエンザやコロナウイルスに油断しがちのため皆様も熱中症に合わせてご自愛ください。

カラダを大切にするためのポイントとして「食事」はとても大切です。

皆様、日々どれくらい食事に気をつけていますか?

お腹が空いたら手軽に食べれるこの時代、ついついコンビニやファーストフード、忙しい現代人にとっては心の頼りにもなる「時短」で作れる料理。

オーガニック、有機野菜、、、本当はこういったものがカラダに良いことは知りつつも、この物価高でなかなか全てをバランスよく手に取ることは難しいですよね。

最近読んだこの本は、改めて食事を考えるキッカケになりました。

我が家はなるべくなるべく自炊を大切に、お昼も毎日お弁当を持参する生活なので、基本的に冷凍食品は使わないようにバランスの良い組み合わせにしたりと意識しています。

忙しい毎日でも、せめても食事でカラダを大切にできるようになるべくカラダには普段がかからないようには「意識」しています。

「意識」はしていますし、食について「知る」ことは大切にしていますが、「徹底」はしていません。

美味しいマクドナルドを定期的に食べたり、遠出をする際はコンビニのおにぎりやパンに頼ったりもします。だって、、、、美味しいですもの。

食事は毎日続くものなので、無理はしすぎずそれでいいと自分たちは思っています。なんでも徹底しようとすると疲れてかえって心に負担をかけてしまいます。

ただ、食事について「知る」ことや「意識」することは大切にすることをオススメします。

もちろん、食事を大切にしているから病気にならないわけではありませんし、食事の不摂生が続く方でも元気に毎日を送る方だっています。

けれど、よく今の食事の影響は10年後20年後に出てくるとも耳にします。

「添加物」

私たちも添加物についての詳しいことは分かりませんが、この本では家庭の調味料にはないもので考えれば良いと書かれています。

例えば、

◯◯酸ナトリウムとか、たんぱく加水分解物

◯◯エキス、着色料、香料、、などなど。

世の中には目が回るほどの添加物があると言われていますが、確かにこんなもの家庭の食卓には並びませんよね。

この本を読んでから、最近の楽しみはスーパーに行って食材を買う時は後ろの表記を見てしっかりと考えてカゴに入れることです。またきちんとその食材を全て無駄にせず使い切れるかどうか。

今までは正直、安い方を選んで安ければ安ければそう思っていました。

以前どこかの記事でも書きましたが、値段はお金ではなく、その物の「価値」だと思えば、たとえ同じにんじんが数百円の差があったとしても、それだけ手が混んでいて消費者のことをより考えてくれている、値段の奥にいる一生懸命作ってくださった方々の努力と汗の結晶、そう思えば、単に「高い」とは思わなくなりました。

だからといって高い方が良いと言っているわけでもありません。

色々世の中のことを知って、考えて生きていくことは大切だなぁとこの本と食事によって気付かされたものです。

筆者も、元は添加物の第一人者とも言われるくらい、添加物の営業でどんどん上り詰めていったそうです。けれどもある時、家庭で家族が自分が提案してヒットした商品を食べていた時にすぐさま取り上げたそうです。食べるのを辞めるように、、その時にハッと気づいたそうです。

今までは利益や経済を優先しすぎていたこと。こんなにもカラダによくない添加物を大切な人が食べていた時のことを考えていなかったと。どんどん上り詰めていたにもかかわらず、翌日筆者は退職したそうです。

日本は食品についての情報公開が全然されていない!それからというものこの食品の裏側についての講演を全国各地で行いながら食の大切さを訴えてこの本の出版にも至ったそうです。

私はこの本の中で一番響いた文は、決して添加物を悪者だということでも、これから添加物を辞めようと思うほどのショッキングな現実である文でもありません。

「食の乱れは国の乱れ」そんな強いメッセージでした。

よく考えてみると、安いからと言ってついついまとめ買いして賞味期限や消費期限が過ぎてしまったことや使い切れずに処分してしまったこと、誰しも経験があると思います。

それが安さの魔物であり、実は無駄になっていることもゼロではありません。

確かに無添加、無農薬有機の食品に変えれば食費は高くなるかもしれませんが、家の中にゴロゴロしているドレッシングや合わせ調味料などなど本当に全て必要なものですかと問いています。

安いからと手に取ったものも、使い切れないくらいなら少ない調味料で手作りした方が圧倒的に安いと、、。

筆者は今こどもたちの食が壊れはじめていることにも警鐘を鳴らしています。

どんなものにもマヨネーズやケチャップをかけたり、スナック菓子や様々なお菓子を毎日食べたり、カップラーメンを食べる機会が多かったりと。添加物のおいしさを覚えてしまって自然の味がわからなくなっているそうです。

筆者は味覚の問題だけではなく、加工食品は子供達に「食とはこんなに簡単に手に入るものだ」と思わせてしまうことが1番怖いことだと強く述べています。

なんでもかんでも食べたい時に好きなだけ手に入る、そこには食に対する「感謝」の気持ちが生まれるはずがないと。

本当にその通りだと強く感じました。

食べるということは「命をいただく」という行為。食肉処理の場所というのはそれはそれは壮絶な光景だと言われています。

今日の夕食がハンバーグだったとして、空から降ってきたわけではない。牛という生命体があってその命をいただいている。野菜だって植物という命。

だからこそ、「牛さんありがとう」という感謝の気持ち、牛を育てる人にも、食肉を運ぶ人にも感謝の気持ちを忘れてはいけないということです。

また筆者は食を軽くみた代償として「キレる子ども」についても取り上げています。

食べ物のありがたみが分からないから、命のありがたみも分からなくなる。

「食べ物を大切にする子供は、絶対に人をあやめない」

この言葉が一番なによりも心に刺さりました。

子供だけでなく大人も同じですね。

先日、新聞で「命のうでわ」についての記事がありました。紛争や災害などの医療現場で、乳幼児の栄養失調をすばやく判断するためのバンドのことで、二の腕に巻きつけて太さがバンドの黄色なら要注意、赤なら命の危険があると判断するそうです。赤になる境目は、太さ11.5㌢で、通常大人の親指と人差し指で作った輪っかよりも一回りも細いサイズ。

ガザ北部にいる痩せた7ヶ月の赤ちゃんがその赤を示したそうです。ガザでは戦闘での犠牲に加えて子供がどんどん餓死しているそうです。この世界から逃れたいと、現地の子どもたちは「天国に行きたい。少なくともそこには食べ物があるから」と言うそうです。

この記事を見た時に、心が痛くて苦しくて涙が溢れてきました。

日本は明日、広島原爆から80年がたち、もうすぐ終戦後80年を迎えます。ここ最近は、よく戦争についてや当時のエピソードを新聞等で目にしたり、ネットフリックスでは「火垂るの墓」がランキング入りしていました。

食が大変だった時代を想像でしかありませんが知るキッカケが多かったです。

毎日当たり前に食べれている食事は決して当たり前ではないこと、無駄にしてはいけないことをもう一度世界中ひとりひとりが考えていけたらいいです。餓死するような人が一人も居なくなることを切に願います。

話しは長くなってしまいましたが、カラダを大切にするための「食」はもちろんのことですが、普段口にする食事への感謝も込めて大切に考え直したい毎日のことだと思いました。

それでは今日も1日お疲れ様でした。おやすみなさい。

2025.08.05