終戦記念日
こんにちは。
本日から通常診療を開始致しました。
皆様のご協力とご理解のお陰様で、休診明けの予約満員でのスタートでしたが安全かつ無事に1日を終える事ができました。
また、休診明けに元気な患者様の姿を診る事ができまして心からホッとしました。
今日は終戦記念日です。
時代と共にさまざまな出来事が上書きされ、「戦争」という日常があった事、戦争についての人々の関心が遠ざかっていることに危機感を覚えます。
私たちも戦争は経験したことがありません。良くも悪くも「平和ぼけ」と言われるこの時代に生きており、戦争がどこか遠い存在であるものです。
けれど、先祖代々、昔の方々の戦争での犠牲や悲しみの上に今が成り立っている事を忘れたことはありません。
本日も90歳後半の患者様が数名ご来院されました。
戦争時代のことは記憶にしっかり残っていらっしゃるとのことでした。
採血の合間のほんのわずかな時間の会話でしたが、「ちょうど中学生だったから、学校には行かずに日本軍のためにずっと毎日穴を掘っていたよ。自分たちの防空壕では無くて、軍のための防空壕を掘っていた」とお話しされていました。
「大変だったよ。」と。今、その言葉で当時の出来事をお話ししてくださいましたが、その一言にどれだけの重みがあるか胸が締め付けられました。
今の時代、お国のために自分たちの人生や命を犠牲にして義務を果たすことなど到底あり得ません。
けれど、80年前に終戦を迎えるまではそれが当たり前の日常だったことを考えてみてください。想像を絶する出来事の日々だったと思います。
これから先、少しずつ戦前を生きた方々が1人また1人と少なくなっていくなかで、戦争を知らない戦争に無関心の人が増える事がどれほど怖いことか..
日本は終戦を迎えて今日で80周年ですが、忘れてはいけないことは世界のあちこちで、いまだに戦争が終わっていない事です。
「平和」を願う人が世界中に1人でも多く増えて、争いには何の意味もないことを分かり合える日が1日でも早くくることを願うばかりです。
私たちはこの休診中に大阪万博へ行ってきました。万博でも、世界の各パビリオンで平和を願って発信しており、人々がどれほど毎日平和を望んで1日を過ごしているかを深く感じました。

「平和」とは
基本的には争いや暴力、対立がなく、人々が安全で安定した暮らしを送れている状態を指します。
戦争だけでは無く、誰かをいじめたり傷つけたり、批判しつづけたりそんな悲しいことで誰かと過ごすのでは無く
「それもいいよね」そんな風に思いながら誰かと支え合って生きていけたらいいですよね。
平和な毎日を世界中1人残らずみんなが過ごせる日を願って、今日の終戦記念日を考える時間となりました。
今日もクリニックで平和な時間の中で医療に従事できましたことを心から幸せに思いました。
皆様の健康をサポートしていくために、また今日から身を引き締めてクリニックを運営して参りたいと思います。
1日お疲れ様でした。
2025.08.15