院長blog:運動会
こんばんは、
皆さん週末はどのように過ごしましたか?
僕は土曜日の所用は子供の運動会でした。
臨時休診に御理解いただきましてありがとうございました。
朝からテントを持ち運動会へ向かい、完全に父親業でした。
天気予報では一週間前から雨予報でしたが、天気が味方してくれたおかげで曇りの中での開催でした。元々は1日スケジュールでしたが前日に急遽、午前のみでの開催となり短縮ではありました。
運動会は年々競技内容も変わりつつあり、コロナがきっかけで午前終了にも大きな違和感も無くなり、時代と共に子供の行事さえも色々変わるんだなと感じるものです。僕が経験してきた運動会とは随分変わっている気がします。
「秋の運動会」と昔はよく言ったものですが、最近は5月に運動会が行われる所も増えています。
先日の新聞で、運動会について取り上げている記事がありました。
運動会がだんだん”子供主体”から”大人都合”になっているというテーマでした。
その記事の内容として、昔は定番であった「組体操」や「騎馬戦」なども無くなりつつあり、危険やトラブル回避が先行してしまっている。
けれども組体操に関しても、はじめは出来なかったことが、大人の指導や自分達の努力で運動会当日には大勢に見守られながら成功した時の喜びは大人になった今でも生きてきているとのことでした。
現代は、何をするにもひとつマイナスなことが起これば叩かれて炎上するような時代で、それは子供の世界にまでも影響しており、学校側も慎重になりすぎてディフェンシブにならざるを得なくなっています。難しい世の中ですよね..
子供にとっては今しか出来ないことって沢山あると思います。身体をいっぱい動かすことも、友達と協力しながら何かを成し遂げることも、挫折を繰り返したらからこそ得られるものも。
子供の世界に限らずですが、批判的に物事を見るのではなく、何かうまくいかなかったこともうまくいかなかったからこその副産物があると思える世の中になればいいなと思うものです。
話しは逸れましたが、運動会というものはただのイベントではなくて、子供にとってはきっと人生にとって必要な、目には見えないけれど確かに得られることの大きな行事ではないかと感じます。
勉強だけしていれば得られないものがあるからこそ、遠い昔からずっと引き継がれている行事なのでしょう。
子供はかけっこで3番でしたが、昔よりそんなに1番にこだわらなくなっていました。早い子を讃えることができて、何より運動会を楽しんでいた様子を見ることが出来て僕も嬉しかったです。また来年の運動会でどんな成長を見せてくれるのか楽しみです。
運動会では父親業もですが、同じ業種の仲間にも沢山会うことが出来てご挨拶ができたり近況を報告しあえたりとそれもまたありがたい時間です。
「医療」という世界には休みはありません。
頑張って休みを取り子供のイベントに参加できる医師もいれば、休みを取ることが出来なかったり、患者様を優先するという素晴らしい志で病院を開けて仕事をする医師もいたり、当直明けで途中参加する医師もいたりと、どんな形でも尊敬する仲間達ばかりだなと思いました。
午前中で終わったため、そのまま仲良くしている家族と昼ごはんを食べて帰ることになりました。パパ友でもありながら、尊敬する先輩医師仲間であり、そして同じとこに住むご近所さんでもあり、沢山笑って楽しい時間を過ごしました。
子供の話しもしながら、順天堂の話しもしながら、充実した時間でした。仲間と話すと良い刺激をもらえて本当に良い時間です。
昼ごはんが終わればすぐにコンサルとの打ち合わせで仕事という現実に引き戻されましたが、、、良いオフ時間となりました。
仕事に精を出すために必要なメリハリですね。
土曜日に臨時休診でお休みをいただいた分、明日からまた医師としてしっかりと役割を果たして患者様に医療をお届けしたいと思います。
よろしくお願い致します。
2025.05.25