スーパー主任
こんばんは、
今日も1日お疲れ様です。
当院は本日、午前診療を終えてそのまま医療安全カンファレンスを行いました。
インシデントについて色々とみんなで議論していき、最善の対策を考えるという大切な時間です。
医療者にとって、『インシデント』とは馴染み深いもので、人が人を見るという特性上、ヒューマンエラーが起こってしまうことがあります。
以前のブログでもお話ししましたが、これは決して『悪いこと』や『反省』をするものでも責めたりするものでもありません。誰しも起こしてしまう可能性のあるミスや事故であるからこそみんなで次起こさないように考えていくものです。
当院には、医療現場が初めてのスタッフもいます。だからこそ、経験者が医療安全の大切さについては教育していかなければなりません。
そんな時、当院の主任ナースが、みんなに伝わりやすいように作成しましたと見せてくれた医療安全に関する資料が流石のもので、それも朝の電車通勤の時間で仕上げてくれたようです。
けれどこの主任ナースは、これが特別なことではなくオープニングからずっと当たり前のように仕組みを整えて、交通整理をしてくれて、スタッフがいかに働きやすくなるか、管理するために必要なことを模索してくれます。
『これを考えて欲しいです』『こんなの作ってほしいです』と言えば、二言返事で『出来てます』とすぐに出してくれるほど、言われなくてもお願いしなくても先取りして土台を作ってくれるのです。
彼女は経歴も輝かしく、元々は順天堂の仲間で全然違う部署で仕事をしておりましたが、今も順天堂の素晴らしいトップのドクター達が何人も声を揃えて『彼女は仕事できるよ!』と必ず絶賛するほどの方です。
順天堂には数えきれないほどのスタッフが居る中で、そんな素晴らしいドクター達にも顔と名前を覚えてもらって褒められるということは並大抵のことではありません。
けれど、彼女のすごいところは自分で絶対にその栄光も経歴もひけらかさない事です。
彼女こそ、知性も能力もある本物のスーパスターだと、日本一の主任ナースじゃないかと絶賛するほどです!
オープニングスタッフとして、彼女はみんなより早いスタートでした。
右も左も不安な状況の中で、いつも孤独に開院準備をはじめていた私たちのはじめての仲間!一緒に机を並べてひたすらマニュアルを作成し、色々と対策を練りシュミレーションを重ねて、一緒にお昼ご飯を食べてまた仕事に戻り、、今思えば懐かしいです。
優しく柔らかい物腰を保ちながら語り口は静かな彼女ですが、誰よりも準備を重ねて誰よりも勉学を重ね努力をしており、膠原病が初めての分野にも関わらずかなりの知識を蓄えています。人としても医療者としても、プロフェッショナルな彼女からは学ぶことが沢山あり大変尊敬しています。
院長も今まで大学病院や様々な病院で沢山の方と仕事をさせていただきましたが、彼女は群を抜いて仕事ができると絶対的な信頼を置いています。
そんな彼女が静かにみんなを引っ張ってくれて、他のスタッフもそれぞれが秀でた才能を持っており、ものすごくバランスのいいメンバーでいつも笑あり涙ありクリニックを支えてくれています。
今日も診療を終えた後、遅くまでクリニックで外部の方が参加ありの勉強会がありましたが、きっと1日ヘトヘトの中で看護師も勉強会にも参加してまたひとつ知識を増やして勤務を終え帰っていきました。
信頼ある仲間達がそばにいてくれることは本当にありがたい日々です。
明日は午前診療ですが、急変シュミレーションに月末カンファレンスと1ヶ月の終盤は予定盛りだくさんですが、みんなで知識や技術をアップデートしながら、個人としても組織としても成長しつづけていきます。
今日も1日お疲れ様でした。おやすみなさい
2025.05.28