線
こんばんは、
本日は午前診療でした。
午後から雨の降った地域も多かったのではないかと思います。いよいよ梅雨入り目前ですね、、
さて、明日は当院の月末カンファレンスの日です。
5月初めに各大臣を決めました。(役割ですが、なんと無く院長が大臣として指名したら当院では役割より大臣が馴染んできてなんか気に入ってます)
6月からそれぞれが長になり各役割を責任もってメンバーと行っていけるように準備を進めてくれました。
6月からは更にステップアップできるように頑張っていかねばです。
もう6月、1年の前半期ラストですね!時間というものは本当に大切です。1日1日を大切に過ごしていきたいですね。
先日、スタッフとミーティングをした際に『線』についての話しをしました。
仕事をする上で、なにが”正常”で”異常”かを瞬時に判断しなければなりません。正常の範囲内で業務を遂行していくためには
ルールをしっかりと定め、どこまでが正常なのか、どこの線を越えたら異常になるのか。
線とはいわば『正しいか、正しくないか』を判断するために必要なものです。
この『線』については日本を代表して世界中で活躍するトヨタが大切にしているルールです。

トヨタの『線』は、仕事を早く、正しく、より良く進めるための約束事のようです。
トヨタでは、
『線』を引いた数だけ、『線』を運用した分だけ、会社も従業員も、成長していく
と述べています。
経営を行う上では、トヨタの書籍は大変参考になります。本日はこの1冊について記録します。
線には”見える線”と”見えない線”が存在します。
例えば見える線といえば、駐車場の駐車線。車を正しく止めるためのガイドラインです。線の枠内に停めなければ、隣の車に迷惑をかけてしまいます。
カップラーメンのお湯を入れる線も、美味しくなるための最適なお湯の量をしてしています。線を間違えると、面が固くなったり柔らかくなりすぎたりと弊害が起こってしまいます。
ノートの羅線も、文字を均等にバランスよく書くための助けになります。
見えない線というのは、物事を判断する目安として設定された区切りのことです。
仕事で言えば何時に出勤するかの線や、受験の場合は合格ラインを判断する偏差値、自分の体重が健康なのかを判断する標準体重、、、等。
このように、私たちの生活にはいろんな線が沢山存在しており、その線を守ることで、正しく安全に暮らすことができるのです。
けれど、線はただ引くだけでは意味がありません。きちんと運用して、異常な状況はすぐにでも改善していき、またその線が役に立たない、その時には必要のない線はどんどん見直し、必要な線はどんどんいれていく必要があります。
目標を達成するために、
チームの運営のために、
質の向上のために、
問題の解決のために、
この線というものは大変助けになってくれるものです。
明日のカンファレンスではまたそれぞれの大臣が主導してクリニックの線が増えることでしょう。みんなで共有して、その線をしっかりと運用していき、個人としては、クリニックとして精進していきたいと思います。
今後も様々な書籍から経営や運営のヒントをもらい、いいものは積極的に取り入れていきます。
それでは本日も1日お疲れ様でした、おやすみなさい。
2025.05.29