大切なことをずっと、大切にできる未来へ
こんばんは。今週もお疲れ様でした。
プライベートでも仕事の関係でもよくヤマト運輸を利用するのですが、ヤマト運輸のポスターが目に留まり心に残りましたので紹介します。
「大切なことをずっと、大切にできる未来へ。(省略)私たちヤマト運輸が守るべきものは何でしょう。それは目に見えないもの。それは、数字では表せないもの。安心。やさしさ。心づかい。そんなカタチのないものをずっと届けていくために、私たちはこれまでにないチャレンジを進めています。」
今は、なんとなく結果としてカタチに表現できるものばかりが評価されがちですが、私はやはり目に見えないものを大切にすることを諦めたくありません。
例えば成績とか目標に対する評価とか、成長を分析するためにツールとして「数字」などを使って可視化することは大切だと思います。
ただ、人の心を本当に動かせるものって案外カタチのあるものではないのかもしれないと、とくに機械化が進んでいる現代だからこそ感じます。
挨拶であったり、言葉遣いであったり、表情であったり、想いであったり、そういう安心感や優しさって「人」だからこそできる私たちに与えてもらえたご褒美でもある気がします。
当院でも毎日の業務の中で、自分自身やスタッフの行動、言葉、表情がいつのまにか大切なことを忘れていないか?と振り返るようにしています。
どうしても人間というものは”慣れ”が良くも悪くも働きます。ルーティンというのは効率化としては良いかもしれませんが、それだけを優先させてしまっては絶対に機械に負けます。
人として大切なことをいつまでも忘れない人は、簡単には仕事を奪われないし人望にも恵まれます。
私は最近AIについてとても興味深さを感じており、学びを進めています。
正確であり、時間も早い、不平不満も言わない、だからこそ、重宝されるのではないでしょうか。今後、当院も便利なものや生産性のあるものには投資する価値があると思っています。恐らく医療業界も結構な分野がAIに取って代わられる時代になるでしょう。
その中で改めて、目には見えなくても、カタチにはできなくても「人として」「人だからこそ」の人間としての大切なことを深めていくことが求められる時代であると感じます。
ちゃんと相手を思える優しさ、ときには厳しさ、温かさを大切にしていきたいです。
「本当の優しさ」と「都合の良い優しさ」を履き違えてはなりません。
物流業界は益々大変な中でも、ちゃんと前を向いて大切なことを大切にしながら前進している姿に感銘を受けます。
「ラストマイル」という映画をご存知でしょうか。野木亜紀子さんが脚本をつとめる作品ですが、野木さんのストーリーは深さがあります。本当に大切なことをメッセージとして物語に乗せてくださる内容ばかりです。
ラストマイルは物流をテーマにした考えさせられる物語で、映画も観ましたし最近は配信も始まりました。
改めて考えさせられる内容でした。
便利ばかりが人を魅了させて、どこかに皺寄せのように負担が生じている世の中でありますが、誰かを大切にする気持ちを忘れなければ優しい世界も諦める必要はないと思います。
医療の世界も少しずつ少しずつ確実に変化してきています。だからこそ、見逃すことなく時代とともにアップデートしつつも大切なことの本質を忘れたくはないものです。
それではみなさま、良い週末をお過ごしください。
おやすみなさい
2025.09.27