Synergy

投稿者: staff

こんばんは。

今日は当院は午前診療でした。午後は順天堂で外来を行い、その後、友人のクリニックにお邪魔しました。

「大仁耳鼻咽喉科」さんは40年と長い歴史のあるクリニックで、明日5月9日にリニューアルオープンされます。

素敵な院内で、優しく朗らかな佐藤院長のお人柄も相まって、今後の益々のご活躍が目に浮かびました。

誰かの支えになるために、場所は違えど同じ医療の世界で仲間と一緒に頑張れることは嬉しいことです!

おめでとうございます!

さて、今日は第六の習慣「シナジーを創り出す」について記録していきたいと思います。

シナジーと聞いてもあまりピンと来ない方が多いと思いますが、ビジネスの世界ではよく使われるワードです。

シナジー(Synergy)とは、複数のものがお互いに作用し合い、効果や機能を高めることを意味します。

繰り返しにはなりますが、人はさまざまな生い立ちや生きてきた環境によって考えが異なる生き物です。相手と意見が合わないことはよくあることです。

何かを一つに決めなければならない時、お互いの意見の中だけで答えを見つけるのはではなく、新たな案を生み出していきそれが予想もしなかった成果を出すこと、それがいわゆるシナジーです。

シナジーはお互いの意見が違うからこそ創り出すことのできることです。新しいものが生まれるということは、時には1+1が3にも4にもなります。

先日、書類の整理をしながら開業準備期間の様々な資料を振り返っていました。

当院はクリニックの工事がopenギリギリまで行われていたため、スタッフが入職してから開院1週間前までは、スタッフルームで机と椅子とパソコンのみでずっとメンバーとディスカッション、シュミレーション期間でした。

医療現場がはじめてというスタッフも居ましたので、本来は現場で物を見せたり動きを見せたりしながら実働したかったものの、実際に何かをみれる状態には無かったため、医療経験のあるメンバーの今までの経験談を元に、イメージしながら今後診療をどのように進めていくのか、シュミレーションとマニュアル作成を行ってきました。最初はどうなることやらヒヤヒヤでしたが今思えばすごくいい時間だったなと振り返ります。

何もない状態で輪になって、みんなでテーマに沿ってあれこれ意見を出し合い、色々決めていきました。

まだ顔合わせしたばかりで関係性も築けていなかった状態から、約1ヶ月間なにもない場所でずっとコミュニケーションとディスカッションを行ってきた時間は今思っても素晴らしい時間でしたしより絆が深まり、宝物の時間だったなと感じます。

全てのテーマにたくさんのシナジーが創り出されぶっつけ本番での開院でしたが、医療現場が未経験のスタッフも大変よく動き出せたスタートだったのではないかと思います。

今でもメンバーとカンファレンスを行う際にくどいほど伝えていることは「目標を決めて、なんでもいいからまずは始めてみる!意見を積極的に出してみる!受け身にならない!」です。未知の世界に一歩踏み出すことや、新しいことにチャレンジすることは相当な勇気がいることです。何かを始めるときには失敗や危険が潜んでいることもありますが、大きな成功を手にするためには、とにかく勇気を出して始めてみることです。

またこの勇気を出すためには、ここまで記録してきた第一から第五の習慣が必要であります。ブレない自分が確立されていればまわりの人との信頼関係も築けてシナジーを創り出すことができるわけです。

当院がカンファレンスを大切にする理由も、とにかくコミュニケーションを密にしてメンバー全員で意見を出し合い擦り合わせシナジーを創り出す必要があるからです。

その先には、いつも私たちが目的とする

・安全な医療を提供すること

・患者様が社会生活をみんなと同じようにできるためにサポートすること

があります。また当院の行動指針であるSCBEからぶれないためです。

忙しい毎日ではありますが、今後もカンファレンスを大切にすることで、コミュニケーションやディスカッションをもとに、よりメンバーとの関係性を深め、きちんと患者様に還元することができたらと考えます。

遅くなりましたが、今日も一日お疲れ様でした。おやすみなさい

2025.05.08